12-08
2012
アニメ再発掘 第1話「シムーン」
大量の過去作品の中に埋もれてしまった傑作・秀作・良作アニメをもう一度掘り起し、再評価しようとする自己満足企画!
このシリーズは今後不定期に更新していこうと思います。
その記念すべき第1回目はシムーンです

放送時期:2006年
ジャンル:SFファンタジー/少女たちの群像劇/鬱/百合/特殊な戦闘機
・プロローグ
舞台となるのは、地球とは違うどこかの星。人々は、自らの星のことを『大空陸(だいくうりく)』と呼ぶ。ここでは、人間は必ず『女性』として生まれてくる。そして17歳になると『泉』へ向かい、そこで性別を選び『大人』になるのだ。
時は戦時下、主人公たちが暮らすシムラークルム宮国がもつ孤高のエンジン「ヘリカル・モートリス」を求めて隣国の侵攻は日に日に激しくなっていた。その迎撃のため、宮国はやむなく儀式用複座式飛行艇「シムーン」を戦闘にも使えるように改造する。そのためまだ性別化されていない“巫女”である少女たちが、引き続きパイロットとして『コール』と呼ばれる戦闘小隊に再組織化される──。
「シムーン」を操れる数少ない少女たちは『シムーン・シヴュラ』と呼ばれ、その特殊能力ゆえに、自分で大人になる時を選ぶことが許されていた。しかし、戦争がはじまってからは、彼女たちは優秀であるがゆえに、迎撃用戦闘機「シムーン」の操縦士を続けることを、つまり、“少女であり続けること”を強要されることになった……。
・作品概要
少女たちの葛藤や揺れる感情を深く描いた、暗い妖しい雰囲気に包まれたファンタジー作品です。
ガールズラブなキャッキャウフフを期待してると痛い目に合いますぞw
神に仕える巫女たちが、否応なしに戦争に巻き込まれ、自らの行為が戦争なのか神事なのか葛藤する様子を描いた
マクロな部分から、
部隊内部の拗れた人間関係といったミクロの部分まで
色々なものに振り回されちゃってます
話数を重ねるごとに少しずつ変化する少女らの心情を丁寧に追っていくのはとても楽しかったです
独特な世界観もこの作品の魅力の一つ
・全人類は女性として生まれ、17歳の時に性別を決める
・奇抜なメカニックデザイン
・シムーンの航跡による攻撃
この辺の設定は新鮮に感じました
この作品、序盤の導入が非常に不親切で分かりにくいです
第1話から専門用語の連発で、人物名なのか機械の名前なのか何なのかさっぱり分からず、混乱してしまいます
なので、早いうちに公式サイトのプロローグ・用語解説・登場人物に目を通しておいた方が良いです
劇中に使われる音楽はタンゴが中心
空中で戦闘してる最中に、バックでタンゴが流れるアニメって他にない
このBGMがまた秀逸で、いい雰囲気を出してます
男女がペアになって踊るタンゴと、2人がペアになって空を踊るように操縦するシムーンを重ね合わせたのでしょう
実際とてもマッチしています
背景は小林七郎さんによる手書きのもの
作品から漂う妖しい雰囲気もあって、僕はウテナを思い出しましたね
デジタル処理された背景になれた人には新鮮に映るかも
手書きの背景・手書きをデジタル処理したキャラ作画・CGによるメカニックが一つの画面に収まっている作品は結構珍しいかと思います
ただ少し残念なのが主人公を演じた声優さんの演技
棒演技なのはまあしょうがないとして、周りがプロの声優なのでやっぱり浮いちゃってます
・登場人物
http://www.simoun.tv/characters/index.html
↑公式HPを参照あれ!
個人的にはロードレアモン・マミーナの掛け合いが好きです(*´ω`*)
外見で一番はユンかな(*´ω`*)
12話のアルティとカイムの話なんかも好きです(*´ω`*)
・用語紹介
http://www.simoun.tv/words/index.html
↑公式HPが一番分かりやすいです!
<補足>
・シムーン
元々は祭事のために用いられた神具だが、戦闘用に用いられるようになった。
そのずば抜けた飛行能力から他国に対する抑止力としての役割が強い。
「シムーンに乗る」とはすなわち神に祈る行為のため、飛び立つ前にペアの少女たちが神に祈りを捧げるため、熱いキスを交わします。
ゼントラーディ人が見たらショック死しちゃう
・アルクス・プリーマ
主人公らの乗る空中母艦。
元はリ・マージョン観覧用の大型客船であった為、豪華な内装を備えている
・シムラークルム宮国(きゅうこく)
劇中では単に「宮国」と表現されます。主人公たちのいる宗教国家。
人々はみな、身分や立場関係なく信仰心が強く、神様の影響力は絶大です。
国家機関として、神事を司る「宮守」・行政を司る「司政院」・軍事を司る「司兵院」があり
シムーンの扱いを巡って、宮守と司兵院の対立が深まっている
・アルゲントゥム礁国(しょうこく)
劇中では単に「礁国」と表現されます。科学技術の発展した近代国家。シムーンの技術を狙って宮国に侵攻してきます。
・プルンブム嶺国(れいこく)
劇中では単に「嶺国」と表現されます。北方の寒冷地に位置する宗教国家。巫女の権力が強い。
決して多くの人が「面白い!」と感じる作品ではないかと思いますが、
鬱アニメ好き・ファンタジー好きなアニメオタクにはおススメできます
時間がある時には一度見てみてはいかがでしょう?
このシリーズは今後不定期に更新していこうと思います。
その記念すべき第1回目はシムーンです

放送時期:2006年
ジャンル:SFファンタジー/少女たちの群像劇/鬱/百合/特殊な戦闘機
・プロローグ
舞台となるのは、地球とは違うどこかの星。人々は、自らの星のことを『大空陸(だいくうりく)』と呼ぶ。ここでは、人間は必ず『女性』として生まれてくる。そして17歳になると『泉』へ向かい、そこで性別を選び『大人』になるのだ。
時は戦時下、主人公たちが暮らすシムラークルム宮国がもつ孤高のエンジン「ヘリカル・モートリス」を求めて隣国の侵攻は日に日に激しくなっていた。その迎撃のため、宮国はやむなく儀式用複座式飛行艇「シムーン」を戦闘にも使えるように改造する。そのためまだ性別化されていない“巫女”である少女たちが、引き続きパイロットとして『コール』と呼ばれる戦闘小隊に再組織化される──。
「シムーン」を操れる数少ない少女たちは『シムーン・シヴュラ』と呼ばれ、その特殊能力ゆえに、自分で大人になる時を選ぶことが許されていた。しかし、戦争がはじまってからは、彼女たちは優秀であるがゆえに、迎撃用戦闘機「シムーン」の操縦士を続けることを、つまり、“少女であり続けること”を強要されることになった……。
・作品概要
少女たちの葛藤や揺れる感情を深く描いた、暗い妖しい雰囲気に包まれたファンタジー作品です。
ガールズラブなキャッキャウフフを期待してると痛い目に合いますぞw
神に仕える巫女たちが、否応なしに戦争に巻き込まれ、自らの行為が戦争なのか神事なのか葛藤する様子を描いた
マクロな部分から、
部隊内部の拗れた人間関係といったミクロの部分まで
色々なものに振り回されちゃってます
話数を重ねるごとに少しずつ変化する少女らの心情を丁寧に追っていくのはとても楽しかったです
独特な世界観もこの作品の魅力の一つ
・全人類は女性として生まれ、17歳の時に性別を決める
・奇抜なメカニックデザイン
・シムーンの航跡による攻撃
この辺の設定は新鮮に感じました
この作品、序盤の導入が非常に不親切で分かりにくいです
第1話から専門用語の連発で、人物名なのか機械の名前なのか何なのかさっぱり分からず、混乱してしまいます
なので、早いうちに公式サイトのプロローグ・用語解説・登場人物に目を通しておいた方が良いです
劇中に使われる音楽はタンゴが中心
空中で戦闘してる最中に、バックでタンゴが流れるアニメって他にない
このBGMがまた秀逸で、いい雰囲気を出してます
男女がペアになって踊るタンゴと、2人がペアになって空を踊るように操縦するシムーンを重ね合わせたのでしょう
実際とてもマッチしています
背景は小林七郎さんによる手書きのもの
作品から漂う妖しい雰囲気もあって、僕はウテナを思い出しましたね
デジタル処理された背景になれた人には新鮮に映るかも
手書きの背景・手書きをデジタル処理したキャラ作画・CGによるメカニックが一つの画面に収まっている作品は結構珍しいかと思います
ただ少し残念なのが主人公を演じた声優さんの演技
棒演技なのはまあしょうがないとして、周りがプロの声優なのでやっぱり浮いちゃってます
・登場人物
http://www.simoun.tv/characters/index.html
↑公式HPを参照あれ!
個人的にはロードレアモン・マミーナの掛け合いが好きです(*´ω`*)
外見で一番はユンかな(*´ω`*)
12話のアルティとカイムの話なんかも好きです(*´ω`*)
・用語紹介
http://www.simoun.tv/words/index.html
↑公式HPが一番分かりやすいです!
<補足>
・シムーン
元々は祭事のために用いられた神具だが、戦闘用に用いられるようになった。
そのずば抜けた飛行能力から他国に対する抑止力としての役割が強い。
「シムーンに乗る」とはすなわち神に祈る行為のため、飛び立つ前にペアの少女たちが神に祈りを捧げるため、熱いキスを交わします。
・アルクス・プリーマ
主人公らの乗る空中母艦。
元はリ・マージョン観覧用の大型客船であった為、豪華な内装を備えている
・シムラークルム宮国(きゅうこく)
劇中では単に「宮国」と表現されます。主人公たちのいる宗教国家。
人々はみな、身分や立場関係なく信仰心が強く、神様の影響力は絶大です。
国家機関として、神事を司る「宮守」・行政を司る「司政院」・軍事を司る「司兵院」があり
シムーンの扱いを巡って、宮守と司兵院の対立が深まっている
・アルゲントゥム礁国(しょうこく)
劇中では単に「礁国」と表現されます。科学技術の発展した近代国家。シムーンの技術を狙って宮国に侵攻してきます。
・プルンブム嶺国(れいこく)
劇中では単に「嶺国」と表現されます。北方の寒冷地に位置する宗教国家。巫女の権力が強い。
決して多くの人が「面白い!」と感じる作品ではないかと思いますが、
鬱アニメ好き・ファンタジー好きなアニメオタクにはおススメできます
時間がある時には一度見てみてはいかがでしょう?
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