02-04
2012
ウテナとピンドラ
※当記事はウテナとピンドラに関する多大なネタバレを含んでいます!
閲覧は慎重にしてね!最優先事項よ!
つい2週間ほど前、少女革命ウテナを見終わりました
世界を革命する力を!





一言で感想を書くならば、「訳分かんないけど面白かった」です!!
意味不明なのに楽しめちゃうってなかなかない。凄いとこだと思いますね
ピンドラでは、ネットやアニメ雑誌のインタビューで情報を補完しながら見れたので、比較的容易に世界観やメインテーマが掴めたけど(容易といっても相当苦労したけどww)
初回放送からずいぶん時が経っているウテナでは、そうはいかなかったので結構骨が折れました(´Д`;)
で、見てて思ったのが、本筋は違えどウテナとピンドラは似ている部分が多いなと
本筋は、
ウテナが、「偶像」や「虚構」をメインテーマに沿え、虚構世界の崩壊と別世界への移行(世界を革命する力・閉じこもった精神からの脱却)を描いた作品であったのに対し、
ピングドラムは「親子愛」「兄弟愛」「恋愛」などの様々な愛の形をメインテーマに沿え、「運命の乗り換え」でその愛を守ろうとする様を描いた作品なので、
両者は似て非なるまったくの別作品だと思うのですが、
演出やキャラクター、言い回しなどで似ている部分が多く、作品の雰囲気が似ているのは事実だと思います!
そこで、今回はそれらの似ている点を見ていきたいと思います
こじつけって言うなよ!
本筋の違いについても書きたいけど、両作品に対する解釈が固まっている訳ではないので、やめておきます
絶対意味不明な文章になっちゃう・・・・・
○虚構な存在
そもそもがファンタジー作品なので、虚構の存在が登場するのは至極真っ当な事なんだけど、
虚構であるアニメの中にさらに虚構な存在が登場してきます
しかも「アニメの現実」との線引きが非常に曖昧
鳳学園そのものが虚構
ウテナとアンシー、どちらも実在するの?
生徒たちから尊敬を集める生徒会メンバーは偶像であり虚構な存在
根室教授が閉じこもっていた世界も、時を止めた虚構の世界
七実が牛になっちゃうのも、この世界が虚構だからこそ?
そもそもアニメーションなんだから、全部虚構?
ウテナは虚構と現実の境目が曖昧で、独特の世界観を醸し出しています
ウテナほどではないにしろ、ピンドラにもそういった存在が出てきます
呪いそのもである眞悧先生。幽霊であることを自称しているくせに、現実世界に介入してきます。シビれるだろう?
冠葉も呪いに踊らされ、両親の虚構を見ていますよね
○見た人によって解釈の分かれる難解な作品
両者ともに観念的な表現に溢れかえっています
その表現の裏に隠された意味を紐解こうとする時に、色々な見解・憶測が語られるようになり、
結果として多様な解釈が発生しているように思われます。
また、実際の文芸・歴史・事件を作品世界に用いている辺りも、何か意味があるんじゃないかと考えてしまいます。
(ピンドラの銀河鉄道の夜・地下鉄サリン事件、ウテナのボルチア家の逸話などなど)
そもそも監督が、「見返すたびに違う感想を持てるような作品を作りたい」「一度見ただけでおしまいじゃ寂しい」、という考えを持って作ったものなので、一筋縄でいかなくて当然なのかもしれません。
そもそも、両作品には、「正しい解釈」なんてものはないよねw
ピンドラは3周して研究しまくったから、もう1周したところで大きく印象が変わることはないと思うけど、
ウテナはかなり印象変わると思うなー
○突拍子のないギャグ演出(カエルとタコ)
生徒会室で野球したり電車が通過したり、ペンギン達がタコと戦ったりと、唐突に無関係なものが画面上で動き回ります。
後ろで大騒ぎしているのに、登場人物たちは普通に会話を続けている、そんなギャップがシュールで面白いw
そんな突拍子のないギャグ演出が共通点ではある両作品ですが、
「カエルとタコ」は双方に登場します。お気に入りのキャラなのか?
ピンドラでは苹果ちゃんが多蕗を振り向かせようと、タマホマレガエルの卵やら汗やらを必死に集めてます
陽毬の病室ではタコとペンギンたちが大乱闘を繰り広げます
ウテナではチュチュとカエルがよく戦ってるし、
ウテナとアンシーの部屋の押入れにはバカでかいタコの風船がしまってあるし
○有栖川樹璃と時籠ゆり
この二人容姿だけじゃなく、中身も似てます。同性愛者でどこか達観している態度までそっくり。
恋い焦がれる相手と結ばれるという「奇跡の力」を捨てきれない樹璃、
運命の日記で桃果の復活を願うゆり
両方とも「奇跡」で愛する人を取り戻そうと奔走しています
○繰り返し表現の多用
視聴者に印象付けることや作画枚数を抑えることを意図してかは分かんないけど、そういうシーンが多いです
ウテナでは決闘場に向かうシーン、ウテナの突撃シーンは明らかなバンクシーン
ディオスがスーパーカーで世界の果てに向かうシーンなんかもそうでしょう
ピンドラのプリクリ降臨シーンも印象的なバンクシーンですよね!イマーーージーーーン!!
同じセリフの繰り返しも印象的
「かしら?かしら?ご存知かしら?」
「世界を革命する力を!」
「たった一人で、深い悲しみに耐える小さな君、その強さ、気高さを、どうか大人になっても失わないで。今日の 思い出にこれを・・・」
「卵の殻を破らねば、雛鳥は生まれずに死んでいく… 我らは雛、卵は世界だ
世界の殻を破らねば、我々は生まれずに死んでいく
世界の殻を破壊せよ、世界を革命する為に!!」
「わかりました、あなたは世界を革命するしかないでしょう」
「君の魂が本当にあきらめていなければ、世界の果てを駆けめぐる、この音が聞こえるはずだ」
「生存戦略!」
「きっと何者にもなれないお前たちに告げる」
「嫌だわ、早くすり潰さないと」
「デスティニー!!」
「ファビラスマックス!」
「シビれるだろう?」
「だよねえ?」
etc・・・
○ピンドラでウテナを思わせるシーン抜粋
・生徒会のエレベーターと多蕗が復習を企てた工事現場のエレベーター
うーん、こじつけか?


・体から何か抜き取る
上の画像の通り、ウテナでは剣を、ピンドラではピングドラム(?)を抜き出します
・「箱」からの脱出
ウテナは柩の中に閉じこもっていますが、最後には脱出しますし
高倉兄弟も運命の果実を一緒に食べることで、箱から脱出しています


そのほかにも、「運命」「奇跡」「永遠」など、ニュアンスの似た言葉がキーワードになっているところなんかも似ていると思うけど、疲れたらこの辺で切り上げます!
超難解2作品を対比して文章化するだけで凄く疲れた・・・・
次回はもっと簡単なテーマについて書こう、そうしよう・・・
おまけ
ラストエグザイルにクラウス&ラヴィきたああああああああああああ

完全に1期ファン向けアニメです!本当にありがとうございます!
閲覧は慎重にしてね!最優先事項よ!
つい2週間ほど前、少女革命ウテナを見終わりました
世界を革命する力を!





一言で感想を書くならば、「訳分かんないけど面白かった」です!!
意味不明なのに楽しめちゃうってなかなかない。凄いとこだと思いますね
ピンドラでは、ネットやアニメ雑誌のインタビューで情報を補完しながら見れたので、比較的容易に世界観やメインテーマが掴めたけど(容易といっても相当苦労したけどww)
初回放送からずいぶん時が経っているウテナでは、そうはいかなかったので結構骨が折れました(´Д`;)
で、見てて思ったのが、本筋は違えどウテナとピンドラは似ている部分が多いなと
本筋は、
ウテナが、「偶像」や「虚構」をメインテーマに沿え、虚構世界の崩壊と別世界への移行(世界を革命する力・閉じこもった精神からの脱却)を描いた作品であったのに対し、
ピングドラムは「親子愛」「兄弟愛」「恋愛」などの様々な愛の形をメインテーマに沿え、「運命の乗り換え」でその愛を守ろうとする様を描いた作品なので、
両者は似て非なるまったくの別作品だと思うのですが、
演出やキャラクター、言い回しなどで似ている部分が多く、作品の雰囲気が似ているのは事実だと思います!
そこで、今回はそれらの似ている点を見ていきたいと思います
こじつけって言うなよ!
本筋の違いについても書きたいけど、両作品に対する解釈が固まっている訳ではないので、やめておきます
絶対意味不明な文章になっちゃう・・・・・
○虚構な存在
そもそもがファンタジー作品なので、虚構の存在が登場するのは至極真っ当な事なんだけど、
虚構であるアニメの中にさらに虚構な存在が登場してきます
しかも「アニメの現実」との線引きが非常に曖昧
鳳学園そのものが虚構
ウテナとアンシー、どちらも実在するの?
生徒たちから尊敬を集める生徒会メンバーは偶像であり虚構な存在
根室教授が閉じこもっていた世界も、時を止めた虚構の世界
七実が牛になっちゃうのも、この世界が虚構だからこそ?
そもそもアニメーションなんだから、全部虚構?
ウテナは虚構と現実の境目が曖昧で、独特の世界観を醸し出しています
ウテナほどではないにしろ、ピンドラにもそういった存在が出てきます
呪いそのもである眞悧先生。幽霊であることを自称しているくせに、現実世界に介入してきます。シビれるだろう?
冠葉も呪いに踊らされ、両親の虚構を見ていますよね
○見た人によって解釈の分かれる難解な作品
両者ともに観念的な表現に溢れかえっています
その表現の裏に隠された意味を紐解こうとする時に、色々な見解・憶測が語られるようになり、
結果として多様な解釈が発生しているように思われます。
また、実際の文芸・歴史・事件を作品世界に用いている辺りも、何か意味があるんじゃないかと考えてしまいます。
(ピンドラの銀河鉄道の夜・地下鉄サリン事件、ウテナのボルチア家の逸話などなど)
そもそも監督が、「見返すたびに違う感想を持てるような作品を作りたい」「一度見ただけでおしまいじゃ寂しい」、という考えを持って作ったものなので、一筋縄でいかなくて当然なのかもしれません。
そもそも、両作品には、「正しい解釈」なんてものはないよねw
ピンドラは3周して研究しまくったから、もう1周したところで大きく印象が変わることはないと思うけど、
ウテナはかなり印象変わると思うなー
○突拍子のないギャグ演出(カエルとタコ)
生徒会室で野球したり電車が通過したり、ペンギン達がタコと戦ったりと、唐突に無関係なものが画面上で動き回ります。
後ろで大騒ぎしているのに、登場人物たちは普通に会話を続けている、そんなギャップがシュールで面白いw
そんな突拍子のないギャグ演出が共通点ではある両作品ですが、
「カエルとタコ」は双方に登場します。お気に入りのキャラなのか?
ピンドラでは苹果ちゃんが多蕗を振り向かせようと、タマホマレガエルの卵やら汗やらを必死に集めてます
陽毬の病室ではタコとペンギンたちが大乱闘を繰り広げます
ウテナではチュチュとカエルがよく戦ってるし、
ウテナとアンシーの部屋の押入れにはバカでかいタコの風船がしまってあるし
○有栖川樹璃と時籠ゆり
この二人容姿だけじゃなく、中身も似てます。同性愛者でどこか達観している態度までそっくり。
恋い焦がれる相手と結ばれるという「奇跡の力」を捨てきれない樹璃、
運命の日記で桃果の復活を願うゆり
両方とも「奇跡」で愛する人を取り戻そうと奔走しています
○繰り返し表現の多用
視聴者に印象付けることや作画枚数を抑えることを意図してかは分かんないけど、そういうシーンが多いです
ウテナでは決闘場に向かうシーン、ウテナの突撃シーンは明らかなバンクシーン
ディオスがスーパーカーで世界の果てに向かうシーンなんかもそうでしょう
ピンドラのプリクリ降臨シーンも印象的なバンクシーンですよね!イマーーージーーーン!!
同じセリフの繰り返しも印象的
「かしら?かしら?ご存知かしら?」
「世界を革命する力を!」
「たった一人で、深い悲しみに耐える小さな君、その強さ、気高さを、どうか大人になっても失わないで。今日の 思い出にこれを・・・」
「卵の殻を破らねば、雛鳥は生まれずに死んでいく… 我らは雛、卵は世界だ
世界の殻を破らねば、我々は生まれずに死んでいく
世界の殻を破壊せよ、世界を革命する為に!!」
「わかりました、あなたは世界を革命するしかないでしょう」
「君の魂が本当にあきらめていなければ、世界の果てを駆けめぐる、この音が聞こえるはずだ」
「生存戦略!」
「きっと何者にもなれないお前たちに告げる」
「嫌だわ、早くすり潰さないと」
「デスティニー!!」
「ファビラスマックス!」
「シビれるだろう?」
「だよねえ?」
etc・・・
○ピンドラでウテナを思わせるシーン抜粋
・生徒会のエレベーターと多蕗が復習を企てた工事現場のエレベーター
うーん、こじつけか?


・体から何か抜き取る
上の画像の通り、ウテナでは剣を、ピンドラではピングドラム(?)を抜き出します
・「箱」からの脱出
ウテナは柩の中に閉じこもっていますが、最後には脱出しますし
高倉兄弟も運命の果実を一緒に食べることで、箱から脱出しています


そのほかにも、「運命」「奇跡」「永遠」など、ニュアンスの似た言葉がキーワードになっているところなんかも似ていると思うけど、疲れたらこの辺で切り上げます!
超難解2作品を対比して文章化するだけで凄く疲れた・・・・
次回はもっと簡単なテーマについて書こう、そうしよう・・・
おまけ
ラストエグザイルにクラウス&ラヴィきたああああああああああああ

完全に1期ファン向けアニメです!本当にありがとうございます!
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COMMENT
このラヴィかわいいですよね(*´ω`*)
>>くろえさん
ラヴィちゃんすっかり可愛くなっちゃって・・・おじさんは嬉しいです(*´ω`*)
ラヴィちゃんすっかり可愛くなっちゃって・・・おじさんは嬉しいです(*´ω`*)
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