ほねっこアニメ部屋

俺たちは腐っているんじゃない、発酵しているんだ

08-16

2014

クラウドファンディングはアニメに新しい可能性をもたらすか?

個人がアニメ制作に出資できたら面白くない?

リトルウィッチアカデミアがクラウドファンディングで大成功
という記事を読んでから、その思いがどんどん大きくなってきています

アニメは、企画から販売までのプロジェクトの期間が長い(短いものでも2年以上かかっていると思います)のに、
円盤を発売するまでまとまった投下資本の回収ができません
また、旧来の製作委員会方式では、スポンサー側からの色々な制約がかかって、クリエイター主体のアニメ制作が難しいのが現状です
そこで、見返りを求めない個人から資金を集められれば、それらの問題を解決してくれるかもしれません
人気のある監督・脚本家・アニメーター・原作なんかは、結構まとまった金額を集められるんではないでしょうか??

従来方式でもない、製作委員会方式でもない、第3の方式、クラウドファンディングの可能性を探ります!

・クラウドファンディングが示した大きな可能性
日本のアニメ制作では、結構な数のクラウドファンディングが成功しています

・2012年10月 湯浅監督短編アニメ「キックハート」20万ドル以上集める
・2013年6月 「イヴの時間」英語版プロジェクト 21万5千ドル調達
・2013年8月 リトルウィッチアカデミア2制作に世界各国約8000人から62万5千ドル
・2014年1月 糸曽賢志監督新作アニメ「サンタ・カンパニー」 7万2千ドル調達
・2014年3月 マイマイ新子と千年の魔法英語版BDブロジェクト 10万ドル超調達
※現在、サカサマのパテマUNDER THE DOGがKickstarterで出資を募っています

面白そうなものには、遠慮なくお金を出す。そんなアメリカ人の感覚が手助けした点もあるとは思いますが、沢山のプロジェクトが成功を収めています。1クールあたりの総製作費が2億だの3億だのと言われていますから、かなりの金額です

アメリカのクラウドファンディングサイト、Kickstarterが一番規模が大きく知名度が高い模様。アニメプロジェクトにおいても大きく先行しているようです
日本からもKickstarterを使って出資をしたり受けたりできますが、当然外国なので送金手数料など諸々の手数料が割高だし、米ドルでしか出資できません

国内はというと、クラウドファンディングサイトが乱立し、出資を受けたい人と出資をしたい人がうまくマッチングできていないのが実情
ネットサービスは沢山の人が集まる大きなプラットフォームがあるとこが大前提なのに、残念でならないです
企画者側も、日本国内のサイトでは十分の資金が集められないので、Kickstarterで出資を募るんででょうね
ゆくゆくは、Kickstarterの日本向けサイトが開かれるかもしれませんが、コンテンツビジネスでは海外勢にやられっぱなしなので、個人的にはMade in Japanのクラウドファンディングサイトを作ってもらいたいですね

・こうしたらいい?アニメのクラウドファンディング

1.沢山の人が集まるサイトを作る!
沢山の人が集まり、色々なプロジェクトが次々と立ち上がる活発なサイトが欲しいところ。出来れば、アニメ・ゲーム・マンガといったサブカルに特化したサイトが望ましいです。(既にいくつかのサイトがありますが、活発とは言えません)
現状で考えるなら、ニコニコ動画あたりの、オタクがたくさん入り浸ってそうなサイト内部に作れば一番良さそうではありますが・・・
まあ、一番現実的なのは、Kickstarterの日本向けサイト開設でしょうかね

2.あくまで「投資」ではなく「寄付」。利益還元はしない。
投資というスタイルをとると、金商法のハードルがぐんと上がってしまいます
また、個人・同人・制作現場レベルの小さなプロジェクトに対する敷居もぐんと上がってしまいます
そもそもアニメという不確実性が高いプロジェクトを扱っているので、投資家の被るリスクはかなり高くなりますし、利益配分するのにも、どの利益に対して何%還元するのか?(製作委員会の権利関係は非常に複雑。円盤を売る権利、玩具を売る権利、パチンコ化する権利などが各社ごとに分配されています)といった問題もあり、非常に厄介です
かつて、「バジリクス」や「劇場版北斗の拳」などで投資型のファンドが作られましたが、いずれも大赤字
(バジリクスはパチンコ収益を分配金に回せればトータルでプラスになったんじゃないかと思いますが・・・)
また、アニメに疎いファンドが制作にとやかく口をだし、現場を混乱させてしまうかもしれません
アニメ制作の性質上、「出したお金は返ってこない」と割り切ってもらった方が良いでしょうね

3.寄付してくれた人には「ごほうび」をあげる
そこで、金銭の代わりに簡単な「ごほうび」で、寄付してくれるアニオタを釣ります
原画等の制作で使われた素材の進呈・制作現場の見学会・声優のサイン入り色紙・先行上映会招待券・イベントチケット優先権・・・・などなど、あまりお金がかからない物品やサービスでも、そこでしか手に入らないものであれば食いついてくるはず
「ごほうび」は、寄付の額に応じてグレードを付ければよいでしょう
個人制作・同人制作レベルでは難しいかもしれませんが、商業アニメならば十分実現可能なはず
実際、前述の成功例では「制作スタッフとの食事会」「スタジオ見学」などの「ごほうび」がありました
また、社会人オタクは可処分所得が高く、自分が好きなものに対しては出費を惜しまない傾向が強いので、寄付でもそこそこ金額が集まるのではないでしょうか

4.大手も個人も大きいも小さいも。様々なプロジェクトが集う空間を!
有名スタッフ勢揃いの巨大プロジェクトでもよし。個人制作の短編アニメーションでもよし。
旧来の製作委員会に対する出資という形でもよし。制作者に直接出資する形でもよし。
同人誌即売会のような、ファンと制作者が近い距離で交流する・・・そんな夢の空間ができたらなぁ

絵が描けるわけじゃない。アニメに関する仕事についてるわけでもない
それでも何らかの形でアニメ制作に関わりたい
そんなふうに感じている人って僕だけじゃないはず
そんな人たちの捌け口に、クラウドファンディングがあれば素敵だと思いますが、どうでしょうか?
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