06-07
2014
「母をたずねて三千里」は本当に母をたずねて三千里旅したのか?
ご無沙汰してますほねっこです
言わずと知れた「世界名作劇場」の傑作、「母をたずねて三千里」は本当は何里旅したのか?
というのが気になってきたので調べました!
・作品概要
この作品は、1976年に「世界名作劇場枠」で放送されました。
舞台設定・レイアウトには宮崎駿さん、監督は高畑勲さんというジブリの重鎮の方が務めています。
1882年、イタリアのジェノヴァに暮らす少年マルコ・ロッシが、出稼ぎに行ったきり音信不通になってしまった母アンナ・ロッシをたずねて、アルゼンチンにたった一人で旅に出るお話です。
当時の時代を反映した設定や、現地の気候や地理に忠実な背景美術も素晴らしく、100年前のジェノヴァ・アルゼンチンを冒険しているような気分にさせてくれます。
母思いのマルコの健気な姿はもちろん、道中でマルコを助ける沢山の人たちの優しさに心洗われます
かくいう僕は、最近見終わったばっかりなのですが、ラスト2話はいろんなものが溢れてきて大泣きしてしまった・・・・
みんな!お母さん大事にしよう!
では、そんな涙なしでは語れないマルコの旅をおさらいしてみましょう。
・マルコの道のり
1.貨物船「フォルゴーレ号」でジェノヴァからリオデジャネイロへ(9,900km)
停泊地は、ジェノヴァ→マルセイユ→バルセロナ→マラガ→ダカール→リオデジャネイロ
2.リオデジャネイロから、「移民船」に乗り継ぎ、ブエノスアイレスへ(2,200km)
途中の停泊地はなし。この時代は、イタリア人をはじめ、多くのヨーロッパ人が南米に移民しています。
作中にも出てきた、イタリア人街の「ボカ」はサッカーのボカジュニアーズでも有名
3.ブエノスアイレスから、ペッピーノ一座の馬車に乗ってバイアブランカへ(600km)
パンパとよばれるだだっ広い草原で、山もなく谷もなく何も見えやしないです
4.バイアブランカから汽車でブエノスアイレスへ戻る(600km)
今でも、ブエノスアイレスとバイアブランカを結ぶ路線があるそうです
5.ブエノスアイレスから、「アンドレアドリーア号」に乗り、ラ・プラタ川・パラナ川を遡ってロサリオへ(300km)
6.ロサリオから汽車に乗り、コルドバへ(400km)
アンナとメキーネスが住んでいた建物はコルドバ大聖堂のすぐ裏だと思われます


7.コルドバから這う這うの体でトゥクマンへ(600km)
途中に出てきた塩湖は、サリーナス・グレンデス塩湖でしょう
そして、その道のりをgoogle先生にお願いして地図に書いてみると・・・
総距離は約1万4千6百キロ
一里は約3.927kmなので、実際には母をたずねて3,717里くらいになるでしょうか。
距離を計算するときには、
航路はできるだけ真っ直ぐに(とはいえ、googleマップはメルカトル図法なので歪みは出てしまいますが)
陸路はできるだけ道路の上・線路の上・川の上をと意識して引きましたが、やはり直線的になり過ぎているきらいはあります
実際の旅では、もっと遠回りしているはずなので、もうちょっと距離が伸びて母をたずねて4,000里くらいになりそう
本当は4,000里なのに3,000里って言っちゃうあたり、さすがマルコ少年、強がっちゃって!
ちなみに、マルコがブエノスアイレスで最初に訪れた、アンナが住んでいたロス・アルテス通りは実在しませんが、
母をたずねて三千里の原作であるクオーレでは、「ラス・アラテス通り」として出てくるそうです。
言わずと知れた「世界名作劇場」の傑作、「母をたずねて三千里」は本当は何里旅したのか?
というのが気になってきたので調べました!
・作品概要
この作品は、1976年に「世界名作劇場枠」で放送されました。
舞台設定・レイアウトには宮崎駿さん、監督は高畑勲さんというジブリの重鎮の方が務めています。
1882年、イタリアのジェノヴァに暮らす少年マルコ・ロッシが、出稼ぎに行ったきり音信不通になってしまった母アンナ・ロッシをたずねて、アルゼンチンにたった一人で旅に出るお話です。
当時の時代を反映した設定や、現地の気候や地理に忠実な背景美術も素晴らしく、100年前のジェノヴァ・アルゼンチンを冒険しているような気分にさせてくれます。
母思いのマルコの健気な姿はもちろん、道中でマルコを助ける沢山の人たちの優しさに心洗われます
かくいう僕は、最近見終わったばっかりなのですが、ラスト2話はいろんなものが溢れてきて大泣きしてしまった・・・・
みんな!お母さん大事にしよう!
では、そんな涙なしでは語れないマルコの旅をおさらいしてみましょう。
・マルコの道のり
1.貨物船「フォルゴーレ号」でジェノヴァからリオデジャネイロへ(9,900km)
停泊地は、ジェノヴァ→マルセイユ→バルセロナ→マラガ→ダカール→リオデジャネイロ
2.リオデジャネイロから、「移民船」に乗り継ぎ、ブエノスアイレスへ(2,200km)
途中の停泊地はなし。この時代は、イタリア人をはじめ、多くのヨーロッパ人が南米に移民しています。
作中にも出てきた、イタリア人街の「ボカ」はサッカーのボカジュニアーズでも有名
3.ブエノスアイレスから、ペッピーノ一座の馬車に乗ってバイアブランカへ(600km)
パンパとよばれるだだっ広い草原で、山もなく谷もなく何も見えやしないです
4.バイアブランカから汽車でブエノスアイレスへ戻る(600km)
今でも、ブエノスアイレスとバイアブランカを結ぶ路線があるそうです
5.ブエノスアイレスから、「アンドレアドリーア号」に乗り、ラ・プラタ川・パラナ川を遡ってロサリオへ(300km)
6.ロサリオから汽車に乗り、コルドバへ(400km)
アンナとメキーネスが住んでいた建物はコルドバ大聖堂のすぐ裏だと思われます


7.コルドバから這う這うの体でトゥクマンへ(600km)
途中に出てきた塩湖は、サリーナス・グレンデス塩湖でしょう
そして、その道のりをgoogle先生にお願いして地図に書いてみると・・・
総距離は約1万4千6百キロ
一里は約3.927kmなので、実際には母をたずねて3,717里くらいになるでしょうか。
距離を計算するときには、
航路はできるだけ真っ直ぐに(とはいえ、googleマップはメルカトル図法なので歪みは出てしまいますが)
陸路はできるだけ道路の上・線路の上・川の上をと意識して引きましたが、やはり直線的になり過ぎているきらいはあります
実際の旅では、もっと遠回りしているはずなので、もうちょっと距離が伸びて母をたずねて4,000里くらいになりそう
本当は4,000里なのに3,000里って言っちゃうあたり、さすがマルコ少年、強がっちゃって!
ちなみに、マルコがブエノスアイレスで最初に訪れた、アンナが住んでいたロス・アルテス通りは実在しませんが、
母をたずねて三千里の原作であるクオーレでは、「ラス・アラテス通り」として出てくるそうです。
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COMMENT
ほねちゃんの考察は勉強になるねえ(っ´ω`c)カンシン
せやろ?(っ´ω`c)フフン
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>非公開コメント様
承知しました。わざわざご連絡ありがとうございます。
承知しました。わざわざご連絡ありがとうございます。