11-02
2013
アニメ再発掘 第5話「戦国コレクション」
大量の過去作品の中に埋もれてしまった傑作・秀作・良作アニメをもう一度掘り起し、再評価しようとする自己満足企画!
今回は、イベントで盛り上がっている艦隊これくしょんを尻目に戦国コレクションを見ていきます

放送時期:2012年
ジャンル:美少女萌え/オムニバス/パロディ/ってか何のアニメだよこれ!
「戦国」と銘打っていますが、舞台は現代。斬り合いなんてありません
ありがちな「女体化した戦国武将もの」と思って見ると痛い目に合います!
とにかくむちゃくちゃ!統一感のなさが凄く面白い!
シリーズ構成なんてもの、この作品には存在しませんwww
・プロローグ
謎の光によって、戦国世界から現在の世界へ飛ばされてしまった戦国武将たち
織田信長は、戦国武将の持つ秘法を集めれば元の世界に戻れることを知り、秘宝を求めて旅に出る
・作品概要
ストーリー展開は、各キャラクターごとのオムニバス
自由奔放で枠に囚われないカオスなショートストーリーが沢山あるって感じ
各話の間のつながりは非常に緩く、各キャラを大体1話につき一度丁寧に描いています
主人公は一応織田信長だけど、他キャラと出番に大差ありません
ストーリごとに題材も舞台もバラバラ
各話担当の脚本家・演出家によっていろんなお話が展開されます
喜劇あり悲劇あり、痛快な犯罪サスペンスあり、ゆるふわな学園日常劇あり・・・
舞台も、都会のコンビニ、田舎の温泉宿、幼稚園の砂場、裏カジノ、刑務所、ヨーロッパの缶詰工場、などなど多種多様
「さあ、次はどんな話なんだ?」とわくわくさせられます
なによりこの作品は、脚本家・演出家・アニメーターの自由な発想と遊び心が詰まっています
「やりたいことをやる!」
そんな声が聞こえてきそう
・ここが変だよ戦国コレクション
◆映画のオマージュ
戦国コレクションは全体を通じて映画のパクリオマージュであふれています。例えば・・


5話。マイケル・ムーアっぽい人が出てきます。しかも、マイケル・ムーアの吹き替えを担当した人が演じてます。
内容もドキュメンタリー。銃を刀に置き換えた、『ボウリング・フォー・コロンバイン』のようなストーリー
インタビューを挿入したり、手ブレのカメラワークを使ったりしていて、ドキュメンタリー調に仕上がっています


7話。話の内容や背景の色彩から『バグダッド・カフェ』と分かります。特にこのカットなんか象徴的。
◆一風変わった背景美術
背景美術にも変わったところがあります。例えば・・・

全体を通して、画面の端の方にデカデカと家紋が配置されています
これは美術の提案を監督がそのまま採用したそうです

監督の「ゴッホっぽくできますか?」との要望に、油絵の背景で応えました
この回は、全体通してBGMが一切なく、主人公以外のキャラクターの顔が意図的に映らないようにしています
戦コレの中でもかなり異質で監督こだわりのストーリーです
◆画面のあちこちで展開される小ネタなど

この世界にもピングループが存在してるみたい。
制作が同じブレインズベースだからこその小ネタ。
生存戦略!!

武田信玄さん、なぜか宇宙ステーションにいるわけなんですが、相棒のロボットがまんま電気ポットwwwwww
キャラクターデザインの人がスタジオにある電気ポットをそのまま使ったみたいです
それがOKされちゃうってホント自由
・最後に
沢山の独立したショートストーリーがあるので、きっとお気に入りの話があるはず!
僕は、7話(芭蕉)17話(劉備)18話(吉継)23話(砂場戦争)が特にお気に入り!
23話なんて面白すぎて腹を抱えて笑ってしまったwwwwwwwwwww
批評や責任から解放された、匿名脚本家による勝手気ままな脚本
必要最低限なリクエストしか出さない原作側
各スタッフの自由なアイデアを促した監督
それに応える現場スタッフ
それらの要素が化学反応を起こしてハイクオリティなパロディ作品に仕上がっています
こういうスタッフが本気で楽しみながら作った作品にハズレなし!
ぜひ騙されたと思って見てみてはいかが?
今回は、イベントで盛り上がっている艦隊これくしょんを尻目に戦国コレクションを見ていきます

放送時期:2012年
ジャンル:美少女萌え/オムニバス/パロディ/ってか何のアニメだよこれ!
「戦国」と銘打っていますが、舞台は現代。斬り合いなんてありません
ありがちな「女体化した戦国武将もの」と思って見ると痛い目に合います!
とにかくむちゃくちゃ!統一感のなさが凄く面白い!
シリーズ構成なんてもの、この作品には存在しませんwww
・プロローグ
謎の光によって、戦国世界から現在の世界へ飛ばされてしまった戦国武将たち
織田信長は、戦国武将の持つ秘法を集めれば元の世界に戻れることを知り、秘宝を求めて旅に出る
・作品概要
ストーリー展開は、各キャラクターごとのオムニバス
自由奔放で枠に囚われないカオスなショートストーリーが沢山あるって感じ
各話の間のつながりは非常に緩く、各キャラを大体1話につき一度丁寧に描いています
主人公は一応織田信長だけど、他キャラと出番に大差ありません
ストーリごとに題材も舞台もバラバラ
各話担当の脚本家・演出家によっていろんなお話が展開されます
喜劇あり悲劇あり、痛快な犯罪サスペンスあり、ゆるふわな学園日常劇あり・・・
舞台も、都会のコンビニ、田舎の温泉宿、幼稚園の砂場、裏カジノ、刑務所、ヨーロッパの缶詰工場、などなど多種多様
「さあ、次はどんな話なんだ?」とわくわくさせられます
なによりこの作品は、脚本家・演出家・アニメーターの自由な発想と遊び心が詰まっています
「やりたいことをやる!」
そんな声が聞こえてきそう
・ここが変だよ戦国コレクション
◆映画のオマージュ
戦国コレクションは全体を通じて映画の


5話。マイケル・ムーアっぽい人が出てきます。しかも、マイケル・ムーアの吹き替えを担当した人が演じてます。
内容もドキュメンタリー。銃を刀に置き換えた、『ボウリング・フォー・コロンバイン』のようなストーリー
インタビューを挿入したり、手ブレのカメラワークを使ったりしていて、ドキュメンタリー調に仕上がっています


7話。話の内容や背景の色彩から『バグダッド・カフェ』と分かります。特にこのカットなんか象徴的。
◆一風変わった背景美術
背景美術にも変わったところがあります。例えば・・・

全体を通して、画面の端の方にデカデカと家紋が配置されています
これは美術の提案を監督がそのまま採用したそうです

監督の「ゴッホっぽくできますか?」との要望に、油絵の背景で応えました
この回は、全体通してBGMが一切なく、主人公以外のキャラクターの顔が意図的に映らないようにしています
戦コレの中でもかなり異質で監督こだわりのストーリーです
◆画面のあちこちで展開される小ネタなど

この世界にもピングループが存在してるみたい。
制作が同じブレインズベースだからこその小ネタ。
生存戦略!!

武田信玄さん、なぜか宇宙ステーションにいるわけなんですが、相棒のロボットがまんま電気ポットwwwwww
キャラクターデザインの人がスタジオにある電気ポットをそのまま使ったみたいです
それがOKされちゃうってホント自由
・最後に
沢山の独立したショートストーリーがあるので、きっとお気に入りの話があるはず!
僕は、7話(芭蕉)17話(劉備)18話(吉継)23話(砂場戦争)が特にお気に入り!
23話なんて面白すぎて腹を抱えて笑ってしまったwwwwwwwwwww
批評や責任から解放された、匿名脚本家による勝手気ままな脚本
必要最低限なリクエストしか出さない原作側
各スタッフの自由なアイデアを促した監督
それに応える現場スタッフ
それらの要素が化学反応を起こしてハイクオリティなパロディ作品に仕上がっています
こういうスタッフが本気で楽しみながら作った作品にハズレなし!
ぜひ騙されたと思って見てみてはいかが?
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