ほねっこアニメ部屋

俺たちは腐っているんじゃない、発酵しているんだ

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08-31

2015

ネットフリックス上陸でアニメは何が変わるのか?

アメリカ最大のインターネット映像配信会社「ネットフリックス」の日本上陸がもう目前です!上陸予定日は9月2日!
日本の映像コンテンツ企業は来るべき「黒船来襲」に備え、戦闘体制を整えたり、あるいは協調姿勢を打ち出したりといろいろと動いているようですが、
ここはアニメブログなので、アニメに及ぼす影響のみを拾い上げて色々と考えを巡らせてみます。

長くなっちゃったんで結論から書きますと
「ネットフリックスが来ようがアマゾンが来ようが、結局あんま変わんない」です!!

・ネットフリックスとは
インターネット動画配信最王手
加入者は50カ国超にわたり、世界全体で6200万人(内米国が4100万人強)を数える世界最大の動画配信サイト
月額7.99ドルの見放題という手軽さで、アメリカではDVDレンタル市場を駆逐し、ケーブルテレビ市場をも侵食し始めています

また手軽な価格設定に加え、[豊富なコンテンツ]⇒[ユーザー増加]⇒[映像会社に対する影響力増]⇒[コンテンツ数増加]・・・
という好循環で世界規模でシェアを拡大中。コンテンツの自社製作・独占配信にも積極的です

例えば、2013年TV界のアカデミー賞と呼ばれるプライムタイム・エミー賞を獲得した「ハウス・オブ・カード 野望の階段」という海外ドラマは、ネットフリックス製作・独占配信でした。
権威あるプライムタイム・エミー賞をネット配信で初公開された作品が受賞した!とあっちではそれなりのニュースになったとか。

また、PCではなく、テレビ(スマートTV/STBなど)で視聴する形も広まっており、リモコンに内蔵された「ネットフリックスボタン」を押せば、テレビ画面上で自由にコンテンツを選べるようになっています。

・着々と進む日本進出準備
9/2の上陸を控え、既に日本企業との提携に乗り出しています。

・フジテレビと提携。テラスハウス独占配信。
 フジテレビと米・Netflix(ネットフリックス)がオリジナルコンテンツの制作で合意

・吉本に出資⇒又吉直樹の「火花」をネットフリックスがドラマ化
 フジテレビに続き吉本興業も番組協力へ 米動画配信のネットフリックス
 Netflixと吉本興業、又吉直樹氏の芥川賞受賞作「火花」を映像化 2016年に「NETFLIX」で配信

・東芝・パナソニック・ソニーと提携し、リモコンにネットフリックスボタンを標準装備されるとのこと
 テレビ各社、米動画配信対応型を投入 「ネットフリックス」

・アニメ業界では、すでにシドニアの騎士製作委員会に出資し海外配信を独占しているみたいです
 「シドニアの騎士」いよいよ海外展開 Netflixで配信開始

・日本のアニメ市場の独自性
アニメ産業はメディアミックスが基本なので、映像配信以外にもパッケージ・キャラクターライセンスなど、二次利用のマーケットの規模が非常に大きいので、ドラマや映画といった一般的な映像作品とは少し状況が異なります

特に目を引くのが、パッケージ販売の異常な強さ。ものをありがたがる国民性なのか、世界では類を見ない強さです
また、いち早くネット配信が広まった音楽業界の現状を見れば、ネット配信の充実が映像パッケージ市場衰退を意味しないようです
CDの売上高は2009年を底に回復傾向にありますが、これはAKB・ジャニーズ等、いわゆるオタク向け商品の売上の強烈な伸びが、他ジャンルの減少幅を補っているから。ドルオタ様様です。
音楽業界をアニメ業界に当てはめるのはいささか強引かも知れませんが、
所謂オタクの人たちって、音楽や映像そのものではなく、握手券・イベント抽選券・限定グッズといった物的なものや、
作品・アーティストを支えたいという「気持ち」「満足感」といった感情的なものに対して、お金を出すんじゃないかと思います。少なくとも、僕はそうです!
便利なネット配信があっても、オタクはパッケージを買うんですよ!

・何が変わるのか?
前述の通り、既存のビジネスモデルを壊してしまう可能性(=ネット配信がパッケージ市場を侵食する可能性)が低いので、局所的な変化のみで、業界全体を揺るがすような変化にはならない、と思います。

要約すると、大体以下5つみたいな感じになるのかな?
1.パッケージ販売主流のビジネスモデルは不変?
2.ネット配信ビジネスの競争激化!(ネットフリックスvsアマゾンvs日本企業)
3.ネットフリックスで独占配信される作品が登場する!(自社製作にまで進出可能性あり)
4.海外受けする作品が増える?
5.国内メーカーのアニメに対する依存度増?(作品数増?)


1.パッケージ販売主流のビジネスモデルは不変?
前述のとおり、日本はパッケージ販売が強固ですので、ネット配信がアニメビジネスの主流であるパッケージ市場を脅かすことはないでしょう
また、シドニアの前例通り行くならば、従来の日本の枠組みである製作委員会方式に参画する形での市場参入するもの
と推察されます。(アニメ産業との関わりが薄いソフトバンクとの提携も発表してるし)
ワーナーブラザーズみたいに、ネットフリックス本体がアニメのパッケージビジネスに殴りこんでくるとも考えにくいので、
出資規模は恐らく、国内外でのネット配信権に留まるでしょうから、既存のメーカーは引き続きパッケージ販売の利益を享受できるでしょう

2.ネット配信ビジネスの競争激化!(ネットフリックスvsアマゾンvs日本企業)
変わるとしたら、当面はネット配信環境に限定されるでしょう。ネットフリックス参戦で、配信ビジネスの競争が激しくなりそうです
ツタヤやアマゾンが見放題サービスに参入とのニュースも入り、まさに戦国時代突入といった感じです
ユーザー視点で見れば、ネットフリックスvsアマゾンvs日本メーカーで配信ビジネスのシェア争いが起これば、価格低下や利便性向上が期待できそうです。
また、ネットフリックスやアマゾンがアニメ配信に積極的な姿勢をとった場合、海外配信サイトであるDAISUKIやクランチロールはかなり厳しい状況に追い込まれることではないでしょうか。

ってか、アマゾンとネットフリックスに日本勢が淘汰される気がしてならないんだけど、大丈夫ですかね・・

3.ネットフリックスで独占配信される作品が登場する!(自社製作にまで進出可能性あり)
ネットフリックスは独占配信・自社コンテンツの製作に積極的で、日本でもその姿勢を崩さないでしょう
上述の通り、テラスハウスや火花の独占配信を発表しています
アニメに限れば、テラスハウスなどと同様、独占配信される作品・自社製作される作品が出てくることが予想されます
漫画や小説といった「原作」の囲い込みも激化しそうですね

4.海外受けする作品が増える?
また、海外配信には強い影響力を及ぼすでしょうから、ひょっとしたら海外受けするコンテンツを作成するように働きかけるかもしれませんし、国内メーカー側からも、そのような動きが出てくるかもしれません。
(ニンジャとサムライとゲイシャガールの三人組がゾンビに占拠された東京に殴りこむ、とかどうでしょう?w)

5.国内メーカーのアニメに対する依存度増?(作品数増?)
ネットフリックスが日本という特殊な市場に上手くに入り込むことが出来たときには、
強固なパッケージ市場を持っていない、ドラマ・バラエティ等他の映像コンテンツは窮地に追い込まれるかもしれません。
そうなると国内メーカー各社は、パッケージ・グッズ・劇場収入目的に、ますますアニメに対する依存度を高めるかもしれません。


とまあ、素人なりにいろいろと考えてみましたが
日本のアニメ市場が特殊すぎて、結局あんま変わんないと思います
ただ、栄枯盛衰は世の常。どんなシステムも永久に続くなんて事はありません
ましてや、旧時代的なパッケージ販売なんてなおさらです
ネットフリックス他ネット配信の拡大が、その変化のきっかけにもなるかもしれません
今後どのような進展を見せるのか、見守っていきたいと思います


個人的には翌月から、料金・サービス・コンテンツなどを見比べながら、
Dアニメストア・バンダイチャンネル・ツタヤ・アマゾン・ネットフリックス・Hulu
のうちどれかを選択することになるのかなーと思います。
選択肢が増えるのはいいけど、ちょっとめんどくさいぞ!

検索すれば、どのサイトでいくらで配信されているか一目でわかる
「有料動画総合検索サイト」みたいなプラットフォーム誰か作ってくれー!
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