ほねっこアニメ部屋

俺たちは腐っているんじゃない、発酵しているんだ

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07-12

2014

アニメ再発掘 第6話「茄子 アンダルシアの夏」

久々の「アニメ再発掘」行きます!
今回は、茄子 アンダルシアの夏を見ていきます

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放送時期:2003年(アニメ映画:47分)
ジャンル:自転車レース(グラン・ツール)/ノスタルジア

監督脚本キャラクターデザインは、キャラクターデザイン・作画監督を務めた高坂氏
つまり、制作はマッドハウスだけど実質ジブリ作品。

「故郷が嫌いじゃないけれど、嫌いになって遠くに行かないといけない」
そんな主人公の、辛い思い出の詰まった故郷への複雑な思いが伝わってくる、非常に素晴らしい作品です。

・あらすじ
世界三大自転車レースのひとつ、「ブエルタ・ア・エスパーニャ」は、アンダルシア地方の酷暑ステージ。
地元出身のペペは、あくまで自分のチームの選手をバックアップするアシスト選手としての「プロの仕事」に没頭する。
一方、ペペの兄であるアンヘルは、かつてペペの愛した女性、カルメンとの結婚式を、この日この場所で行っていた。
レーサーとして活躍できていない自分、かつて愛した人、目標にしていた兄、そして帰りたくもないのにやってきてしまった故郷・・・・・ペペの複雑な思いに呼応するように、レースは思わぬ展開を見せる。

・作品概要
自転車レーサーでもある監督が手掛ける本格的な自転車レースであり、また水曜どうでしょう好きが高じて、キャストに大泉洋を抜擢させるなど、監督が本当にやりたいことが詰め込まれている作品とも言えるでしょう。
また、ジブリ作品で馴染みのあるデザインのキャラクターに、どことない安心感というか親近感がわいてきます。

映画の視聴者は、レース展開を作品世界のテレビ中継を通して見ている、という仕掛けが施されています。
そのため、実況と解説者、そしてたびたび画面上に挿入されるテロップがレース状況・試合運び・会場の熱気など、素人にはわからない細かい部分まで解説してくれます。
そのため、手に汗握る白熱のレースシーンにも自然と没頭できました。いやー熱い!

そして、この作品の一番の見どころは、ペペの故郷に対する思いでしょう。
何もなく荒れ果てた大地。辛い思い出が詰まった町。
そんな故郷を捨て、自転車レースの世界にのめりこんでいったペペだけど、決して故郷が嫌いなわけではない。
故郷で経験したさまざまな「思い出」がペペの心を揺り動かします。かー痺れる!

・印象的な「茄子」
茄子をキーワードに展開する様々な物語を、1話完結という形式で描く漫画「茄子」が原作であるため、
本作でも茄子がキーワードとして物語を引き立ててくれます。
なかでもラストシーン、アンダルシア名物「茄子のアサディジョ漬け」を(あくまで作品中名物にされているだけで、実際には違うそうですが)
ナイフとフォークを使って食べようとするチームメイトに向かってペペが諭すように
「バカ野郎!これはこうやって食うんだよ!」
と言って、つまんで丸ごと食べるところがすごく良かった!鳥肌もの!

「遠くへ行きたい」
ペペのこの言葉が、この作品に込められたテーマを端的に表してくれます。
あなたもこの作品で、自転車レースという遠くの世界を覗いてみませんか?
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