ほねっこアニメ部屋

俺たちは腐っているんじゃない、発酵しているんだ

10-20

2012

アニメ産業、注目の3分野

今期みたいアニメが一杯ありすぎ!ブログ書いてる場合じゃねえぞ!ほねっこです!

さて、今回もアニメ産業についてです
あることないことダラダラ書きそうなので、出来るだけ簡潔に書きたいと思います

アニメ業界では、ビデオ販売数が緩やかに減少しているなか、収益確保のため、新たなメディアミックスを模索しています
そんななか、ここ数年、アニメビジネスで急激に伸びている分野が3つあります

それは劇場アニメ・ネット配信・パチンコパチスロの3つ

これら3つの分野を、ひとつずつ見ていきたいと思います
深夜アニメの場合、その市場の特殊性と規模の小ささから、ビデオ販売に依存した収益モデルが一般的でしたが
ここに来て、収益モデルの多様化が進んでいるようです


1.劇場アニメ

最近放送された深夜アニメの劇場公開の数が凄まじいですね
「空の境界」の成功以来、1次配信を劇場で行うスタイルが伸びています

劇場版売上げ

pdfはこちら(サイズ大きいです):http://www.aja.gr.jp/data/doc/sangyodata-20120418.pdf


僕の集計によると、2012年は68タイトル以上(海外を覗いたとしても58タイトル以上)が確定しているため
2011年からさらに増加しています
ただ、今年はジブリ作品がないため、興行収入が大幅に伸びるということはなさそうです

なぜこれだけ伸びているのか。それは下記のような理由が考えられます

・劇場公開ならば、作品がネット上に流出することはないので、確実の興行収入が見込めること
・配給会社がアニメに積極的な姿勢(洋画が落ち込む中、堅調なアニメ映画)
・飛ぶように売れる物販と熱心なリピーター(劇場側も潤うため、手間のかかる小規模公開にも積極的)
・一度人気を博したコンテンツを、劇場化により再び盛り上げる(ビデオ販売他各種メディア展開)

小規模公開の場合、作品に対する一人当たりの売り上げ金額は大きくなり、1スクリーンあたりの売上も相当なもの
「劇場版東のエデン」の1スクリーンあたりの売上は「ドラえもん」のそれを超えたそうですねw

また、劇場版なのは2ndは、公開初日からの3日間で興行収入が約1.5億円に対し、物販収入が2.1億円と興行収入を上回っています
オタ向け作品は、物販をはじめ、様々な分野で信者に貢がせる仕組みが出来上がっているようですね

※参考:アニメ映画興行収入一部抜粋

~一般・キッズ向け作品~

ジブリ作品・・・50億~200億円程度
----------------------------------
千と千尋と神隠し・・・304億円
ハウルの動く城・・・196億円
もののけ姫・・・193億円
崖の上のポニョ・・・155億円
コクリコ坂から・・・44.6億円
----------------------------------
ポケモン・・・毎年40億円前後
ドラえもん・・・毎年20億円~40億円
名探偵コナン・・・毎年30~40億円
プリキュア・・・毎年10億円弱
ワンピース・・・毎年10億円弱(STRONG WORLDは48億円を記録)
劇場版イナズマイレブン・・・17.7億円

~大人・オタク向け作品~
ヱヴァンゲリヲン破・・・40億円
ヱヴァンゲリヲン序・・・20億円
けいおん!・・・19億円
劇場版銀魂/新訳紅桜篇・・・10.7億円
機動戦士ガンダム00・・・9億円
涼宮ハルヒの消失・・・8.4億円
劇場版マクロスF 恋離飛翼・・・7億円
劇場版マクロスF 虚空歌姫・・・6.5億円
魔法少女リリカルなのは THE MOVIE 1st・・・3.8億円
劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 前編 始まりの物語・・・3億円以上
劇場版Fate/stay night Unlimited Blade Works・・・2.8億円
攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D・・・2.5億円

※ガンダムUCも相当売れていますが、興行収入は不明
ただし、BDの売り上げは8万枚を超え、アニメ新記録を達成しています

2.ネット配信

アニメ産業全体ではまだ小さいネット配信ですが、将来性と伸びに各業界が熱視線を送っています
スマホの普及と10月の著作権法改正が追い風となって、飛躍的に伸びる可能性を秘めています
音楽の流通スタイルがパッケージからオンラインに移行したように
映像作品でもそういうパラダイムシフトが進んでいくことは間違いないでしょう

どうgahais

このデータは2010年までですが、
2011年以降、バンダイチャンネル・ニコニコ動画・NTTドコモのアニメストア・クランチロール・Huluなど
様々な配信媒体がサービスを拡充しているため、倍増しているかもしれません

海外では、テレビ放送やパッケージで視聴できる環境が整っていないため、違法合法問わずネット配信に頼っています
(海外は放送コードが厳しすぎるそうな。世界一厳しいアメリカではパンチラも胸チラもNGだとか)

クランチロールでは、テレ東ら日本のコンテンツ企業と組み、
日本でのテレビ放送終了後1時間ほどで配信できる体勢を整えています(字幕付きで高画質!)
今後日本のコンテンツ企業は、海外の動画配信サイトと組んで世界展開を進めていくのではないでしょうか?

3.パチンコパチスロ

ぱちんこ
一番上の灰色部分がパチンコ・パチスロ
PDFはこちら(サイズ大きいです):http://www.aja.gr.jp/data/doc/sangyodata_suii-20120328.pdf

パチンカスでもスロッカスでもないし、データも不足してるため、現状を正確に把握できません><
グラフを見る限り、減少傾向のように思えますが、
近所のパチンコ屋がとっかえひっかえ「新台追加!」の看板を取り換えているのを見れば、
2012年は堅調なことは間違いないでしょう

今年だけで、バジリクス・聖闘士星矢・ギアス・マクロス・アイマス・ToHert2・喰霊・攻殻・ブラックラグーンなどたくさんのアニメ作品がパチンコになっています
マクロスFやアクエリオンで有名なアニメ制作会社のサテライトはSANKYOグループですし、Sammyが輪廻のラグランジェに出資してますし、かなりのパチンコマネーがアニメ業界に流入しているような・・・

参考元:
日本動画協会
http://www.aja.gr.jp/data/index.php
5年ぶりに制作分数が増加、レポートから見るアニメ業界の現状
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1209/25/news015.html
デジタル化した世界で、人の思考はアナログ化する「東のエデン」に学ぶ単館上映ビジネス
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1004/08/news010.html
多様化するアニメと劇場の関係 2012年劇場アニメは?
http://www.animeanime.biz/all/1112311/
なのは2nd A's記録的ヒット。物販も驚異的な売り上げに!
http://www.animate.tv/news/details.php?id=1343031168
オトナアニメ年鑑2012 (別冊オトナアニメ)(ムック、洋泉社)
ジャパコンTV9月号(BSフジ9月放送)
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