ほねっこアニメ部屋

俺たちは腐っているんじゃない、発酵しているんだ

-----

--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

05-25

2013

アニメ再発掘 第4話「課長王子」

大量の過去作品の中に埋もれてしまった傑作・秀作・良作アニメをもう一度掘り起し、再評価しようとする自己満足企画!

今回は、熱気バサラが日本でしがないサラリーマンになってしまったようなアニメ、課長王子を見ていきます
e6614dd4cf60ef793bbde0782679a81a.jpg
放送時期:1999年
ジャンル:サラリーマンの日常、ロック、SF(?)コメディ

現実に身を窶したアラファーリーマンが世界を救うSF(?)コメディ!
知名度は低いですが、なかなか面白かったです!

・こんな人におススメ!
・Rock好き
・昔夢を追いかけていた人
・仕事にやりがいを見出せないサラリーマン
・ちょっと趣の違うアニメが見てみたい人

・プロローグ
主人公の田中王児は、しがないサラリーマン。町田市の社宅に住まい、通勤ラッシュにもまれる毎日だ。
今の彼がかつて人気のハードロックバンド、ブラック・ヘブンの ギタリスト、ガブリエル・田中だったと気付く人はいない。
心のどこかで音楽への熱い思いを捨てられずにいる王児だが、趣味を理解してくれない妻と、自分に懐かない3歳の息子とそれなりに幸せな家庭を持っていた。
そんなある日、謎の派遣社員の美少女が「あなたのギターサウンドを聞かせて・・・」と接近してきて・・・

・作品概要
平たく言えばマクロス7のパチモン
イケメンの熱いミュージックではなく、無精ヒゲのオッサンがギターサウンドで宇宙を救うSFコメディです
マクロス7が「俺の歌を聴けー!」ならば
課長王子は「俺のギターを聴けー!」です
なんか、日本に熱気バサラがいたら、こうなってたんやろな・・・w
ouji-up.gif174667.png
↑田中王児と熱気バサラ。バサラが日本経済にもまれてたらこうなってそう

この作品の核は、SF要素でも音楽でもアクションシーンでもなく
現実と折り合いをつけ、ささやかな幸せを手にしたオッサンの葛藤なんです

「夢が手の届かない物だと自分を騙さない限り、幸せにはなれない」

おでん屋のおじさんのこのセリフが、この作品を端的に表現してくれています

また、王児が、僕の子供の頃の記憶にある「休日のお父さん」そのまんまだったのがとても面白かったww

・休日に掃除機でど突かれながら起こされる
・眠気眼にボサボサの寝癖で布団から起き上がってくる
・お一人様2点限りのティッシュを買いに行かされる
・社宅のマンション住まいならではの、濃い近所付き合いに振り回される
(世間体を気にする妻の良子は、近所の噂にはとても敏感だけど、王児は気にしていないため、たびたび衝突します)
などなど、枚挙にいとまがありません。

そして、いつもは家族同士でちょっと距離があるんだけど、実は互いを大事に思っている
そんな描写も所々に挿入されていて、心が和みます

ただ、肝心の楽曲の種類が少なく、同じ曲の繰り返しになってしまったり
アクセントに過ぎないとはいえ、SF設定が投げっぱなしになっていたりと
マイナスな部分は多々あります
ただ、前述の「哀愁漂うリーマン」に感情移入しまくれたので、とっても楽しかったです(*´ω`*)

10年以上前にWOWOWで放送された超マイナーなアニメで、目を見張るような要素はないのですが
ハマる人にはハマる、隠れた傑作なのではないでしょうか?
見るアニメに悩んでる人、思い切ってクソマイナーなこの作品を見てみては?
スポンサーサイト

05-12

2013

アニメ再発掘 第3話「ストラトス・フォー」

大量の過去作品の中に埋もれてしまった傑作・秀作・良作アニメをもう一度掘り起し、再評価しようとする自己満足企画!

今回は、(この記事書き始めた頃は)ガルパンや隕石落下事故でタイムリーだなと思ったので、
ストラトス・フォーを見ていきます

201207041024353e2.jpg

※本編動画はバンダイビジュアル提供の公式のものです

放送時期:2003年~2006年
ジャンル:美少女萌え/SF/戦闘機/努力と友情


最初に断わっておきますが、この作品
美少女アニメに抵抗がなく、かつ戦闘機に興味がある人でないと、お勧めはできません!
逆に、戦闘機好きの人にはぜひ見て欲しい作品です

・プロローグ
西暦2XXX年。地球に落下してくる無数彗星の被害を抑えるため、人類は天体危機管理機構を設立、地球に落ちそうになった彗星を破壊する部隊・コメットブラスターを配置した。
そして、彼らが撃ちもらした彗星を地上から撃破する部隊・メテオスイーパーには、コメットブラスターを目指す若者たちの姿があった…。

プロデューサーの杉山潔さんは、この作品の後、「よみがえる空」「ガルパン」といったミリオタ垂涎のアニメを企画しています
主人公は現在の源静香役を演じる、かかずゆみさん
主題歌はagapeで有名なメロキュアが歌っています

・作品概要
4人の少女たちが、沖縄の下地島基地のメテオスイーパーから宇宙ステーションのコメットブラスターを目指す、努力と友情の美少女アニメです
そして、この作品の最大の特徴は「やり過ぎ」とも思えるほどの緻密なメカ・ミリタリー設定!
それゆえ、慣れるまでは「何言ってんの??」状態になるので、序盤はちょっととっつきにくいかも?

パイロットと管制塔のやりとりを全て英語で統一しているほか、
バードストライクとかノーフラップランディングとかヨーイングとかクリアトゥタクシーとか
聞いたこともない航空専門用語を、可愛いアニメの女の子が当たり前のように口走ります

そのため、僕のような一介のアニヲタでは、何を言っているのか・何が起こっているのか分かりにくい部分が所々にあります(一応、ミリオタじゃない人でもわかるように配慮されてはいますが)

これ完全に製作者の趣味だろww
まあ、このこだわりのおかげで、他作品との差別化が出来ていますけどねw
きっと、用語以外にも、きっと分かる人には分かる描写が随所にちりばめられていることでしょうw

戦闘機以外の部分では、キャラクター描写がちょっとマズイかなという印象です
友達のようにみんな仲が良い基地を表現したかったのか分かりませんが、各キャラクターをオーバーに「おバカ」にしすぎちゃっているような
地球が壊滅するかもしれない状況にもかかわらず、いまいち緊張感が伝わってきません

また、一般受けを狙ってか随所にパンチラやサービスシーンが挿入されているのも、作品世界とマッチしてないので、個人的にはマイナスポイントかな
水島努さんや杉本功さんがおっしゃっていた、
「パンチラをやると視聴者の視点がそこ1点に集中してしまい、物語に意識がいかなくなる」
という言葉が思い起こされます

・登場人物・メカニック
http://www.stratos4.jp/his.html
↑公式サイトをどうぞ
TSR-2が出るアニメということで、当時は戦闘機マニアから注目されたとかなんとか・・・
キャラクターではやっぱり美風ちゃんが一番好きかな?まっすぐで元気いっぱいキャラ好きなんや・・・
ちなみにOVAでは本人演じる「岡部いさく」が登場しますwwwなんだそれwww

・用語紹介
作中に出てくる専門用語を、Google先生を駆使して頑張って調べました!
その一部をここで紹介します!細かい部分は違うかもしれないけど、作品を見る上ではこの程度でいいと思います!
大体上から、作品に出てきた順になっています

ノーズギア・・・飛行機先端の車輪
アーマネント・・・装備品のこと。搭載されたミサイルなどを指す
OMS・・・スペースシャトルの軌道制御システム
バードストライク・・・ジェットエンジンに鳥が吸い込まれる事故
フォックスワン・・・FOX1。ミサイル発射を友軍に伝えるコード
ビーコンライト・・・胴体の上下につけれらた、衝突防止用ライト
Decision Height・・・着陸を続行するか中断するか判断する高度
フラップ・・・両翼につけられた揚力を調整する装置
ノーフラップランディング・・・フラップを用いずに着陸すること。燃料切れなどの理由から、飛距離を稼がなければならない場合に行う緊急着陸の方法。普通の着陸はフラップで減速するが、それでは飛距離が落ちるため、フラップを使わない。ただ、高速で滑走路に突っ込むためとても危険。
アレスティング・フック・・・着陸時に減速させるためのフック。空母に着陸するときなんかは必須。
Tally Ho!・・・目標視認!
Go Around・・・着陸復行。着陸を断念し一度浮上すること。
ポジティブ・・・飛行機が浮き上がったこと
TXY(タクシー)・・・飛行機が滑走路を滑走すること
Gate・・・最大可能速度で飛行すること
ヨーイング・・・飛行機が上下を軸として回転する力
クロスウインド・・・滑走路への着陸侵入時に吹く横風
チャック・イェーガー・・・初めて音速を体験したパイロットとして有名。「ライトスタッフ」という小説・映画になっている。搭乗口をモップの柄で閉めた話は有名。ストパンのシャーロットの元ネタ。
Charlotte_5.jpg

とまあ、こんな感じに専門用語バンバンですww


・最後に
アニメでリアルなメカニック描写を追及する姿勢は大好きです!

兵器って男心を湧き立てるカッコ良さがあるんですが、所詮は人殺しの機械
どうしても、そういう暗い部分が付きまといます
しかし、アニメならば兵器の暗部を覆い隠すことができるからね!

実写で、兵器の暗部を覆い隠す捻じれた表現をやろうとすると、どうしても嘘くさくなってしまうのですが
アニメは実写よりも現実から離れた場所に位置する映像表現なので、「嘘くささ」が半減します
アニメだからこそ許されるご都合主義ってやつですねw
(アニメはそもそもが嘘。キャラクターの髪の色だって目の大きさだってオカシイでしょ?)

ガルパンもこのストラトス・フォーも、人が死んだり大怪我するシーンは一切なく、CGでカッコいい部分を最大限にクローズアップしており、純粋にカッコ良さだけを堪能できるってのがいいよね!

02-09

2013

アニメ再発掘 第2話「灰羽連盟」

大量の過去作品の中に埋もれてしまった傑作・秀作・良作アニメをもう一度掘り起し、再評価しようとする自己満足企画!

今回は灰羽連盟を見ていきます

思い入れの強い作品なので、今回はボリューム多めです
前半部分はネタバレなしで作品を紹介し、後半部分では稚拙ながら作品について考察していきます。

51f2BqncWuxL.jpg
放送時期:2002年
ジャンル:ファンタジー/不思議な世界観と雰囲気/文学的・哲学的/罪と救い


・プロローグ
定規でまっすぐ線を引くみたいに 
私は空に落ちていく
ただ灰色の世界へ

古びた廃屋の一つその繭の中から、少女は夢から目覚める
そこは、背中に小さな羽根の生えた天使のような人間、「灰羽」の住む館だった
少女は灰羽達の助力を得て、灰羽としての新しい生活をはじめる

・作品概要
ネタバレなしで、しかも文章で表現しようとするととても難しいですが、
普遍的でありながら、とらえどころのない人の暗い内面を、灰羽達に置き換えて描いている作品
⇒色々な意味で、自分たちの経験そのものの暗喩となっている作品
⇒救済・意義・目的・愛情・喪失・信頼といった時代を超えたテーマを巧みに描く、精神的で感情に訴える作品
といったところでしょうか?

プロットは、自由連想で思いつくままに自由に書き連ねたものなので、
何かこう、ふわふわとした印象がありますね
そこがまた良いんですがw

灰羽の良さは何といっても作品全体の雰囲気
心地よい緩やかな空気と、もやもやした不気味さが絶妙なバランスで同居しています

セピア調の穏やかな世界観・透明感あふれる音楽・シブリアニメに似た美観
そして、ゆったりと流れる時間の中、幸せに過ごす灰羽達
しかし一方で、灰羽に課された制約や、高い壁など不穏な空気を醸し出す
序盤では、視聴者に、癒しや安心感と共に、漫然とした不安を抱かせながら進んでいきます

中盤以降、もやもやとしていた不気味なものが、より鮮明になっていき、冒頭で紹介したような哲学的・精神的なものとなっていきます

ところで、灰羽の世界設定は、村上春樹の「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」そっくりです
「人々は高い壁に囲まれた町に住み、絶対に町から外に出られない」
「鳥だけが壁を越え外の世界に行くことが出来る」
といった設定はそのまんまです
ここで既視感を覚える人が多いかもしれませんね

設定は似ていますがストーリーは別物!
是非一度見てみて欲しい作品です

アニメーションでもこういう小難しいテーマを扱ってもいいよね!

・作品考察
細かいところでは解釈が分かれる
明示されていない、想像するしかない部分が多い
そんな作品なのですが

自由連想で思いつくままに書き連ねたものが元になってるんで、仕方ないですねw
そんな作品に、数学のような明確な答えを求めちゃいかんです

罪憑きとは何か?

原作者の安倍吉俊氏は灰羽連盟についてこう述べています

10代の終わりから数年間の間に、僕が立ち会う事になった、いくつかの死や、それに近しい出来事、
そしてそれに付随する感情が、この物語の土台になっている
いくつかの理不尽の死に対して、ずっと意味や救いを探していたし
そのことが灰羽を生み出す一つの要因になったのだとはいえるのかもしれない


つまり、人の死、それによって生まれる負の感情が、この作品の根底にあると推察できます

罪憑き=自殺した人
とするのがネット上での通説になっていると思いますが、
決して自殺した人だけが罪憑きになるわけではないのではないでしょうか?

ラッカもレキも自殺したことを仄めかすような描写がありますが
それだけで罪憑きになる、と結論付けるのは性急すぎると思います

死んだ者、あるいは残された者の「負の感情」が強い場合、
つまり、事故死した人や、自分や世界を否定してしたまま死んでしまった人達も
「罪憑き」になるのではないではないかと、僕は思います

ラッカもレキも、漠然とした罪の意識を抱き、自己を卑下し殻に閉じこもっていましたが
他者に諭され、自らの居場所を見出すことで、罪から解放されています

灰羽達は何らかの理由で、現実世界から消滅し、グリの町に生を受けた存在であると思います
じゃあ町の住民は何者なんだ!って話になりますが、僕にもよく分かりません!

灰羽たちの夢
では、罪憑きの灰羽はどんな罪を持っているのか?
レキやラッカの場合、それは現世で自殺したことによるものと、夢を思い出す場面から推測できます
レキは列車に轢かれ、ラッカは飛び降りたのでしょう

そして、そこから考えられるのは、灰羽達の夢とは死ぬ直前の出来事であるということ

クウはどこか高いところから落ちたのでしょうか?
ネムは長い間昏睡状態にあったのでしょうか?
カナは川で溺れたのでしょうか?
ヒカリは光の中にいる夢なのですが、これはなんなんだろう?

ただ、年少組の子供たちの場合、それは将来の夢や身近な欲求になぞらえて名づけられているようです

大工になりたいダイ
花屋になりたいハナ
ショートケーキを食べたい翔太

彼らは罪憑きではないので、
若くして亡くなった魂が、何らかの理由で「大地でも海でもない場所にぽっかりと浮かんでいるグリの町」に、灰羽として生を受けたのでしょう
それは残された人たちの想いでそうなったのか、彼らに死を受け入れるための猶予期間を与えるためなのか

カラスとは
グリの町では、カラスとは壁を越えられる唯一の存在であり、思い出を運ぶと考えられています
ラッカの出来事も勘案すると、カラスとはつまり、現実世界の人の想いか何か、ではないでしょうか?
ラッカが井戸の底ので見つけたカラスの躯は、ラッカに伝えることのできなかった「想い」ではないでしょうか?

カラスと友達になることを望んでいたクウは、壁を越えます
カナはカラスを嫌っており、人の想いに対して意固地を張っているように見えます
カナの旅立ちの日は、まだ遠そうです

夢を思い出し、赦しを得る
夢を思い出す。それは、自分の罪を思い出し、赦しを請うこと
「誰にも必要とされていない」と思い込んでいたラッカが
自分を救おうとしてくれたカラス(=現世での大切な誰か。親のような存在と推測されます)を思い出し、
話師に赦しを求めています

つまり、「ここから消えたい」という思いが、「ここにいたい」という思いに変わったことで罪が赦され
罪憑きから解放されたのでしょう
その証拠に、ラッカはグリの町で自分の居場所を見い出せず悩んでいたが、
夢を思い出した直後、ベッドでレキに「ここにいていいよね?」とすがっています




放送から10年以上経っていますが、2010年にBlu-ray Boxが期間限定生産されるなど、未だに根強い人気があります
不思議な世界観や雰囲気に浸ってみたい方、象徴的で難解な作品が好きな方、どこか悲しくも重たい作品が好きな方にはおススメです
是非一度見てみてはいかがでしょう?

12-08

2012

アニメ再発掘 第1話「シムーン」

大量の過去作品の中に埋もれてしまった傑作・秀作・良作アニメをもう一度掘り起し、再評価しようとする自己満足企画!
このシリーズは今後不定期に更新していこうと思います。

その記念すべき第1回目はシムーンです
シムーン67
放送時期:2006年
ジャンル:SFファンタジー/少女たちの群像劇/鬱/百合/特殊な戦闘機


・プロローグ
舞台となるのは、地球とは違うどこかの星。人々は、自らの星のことを『大空陸(だいくうりく)』と呼ぶ。ここでは、人間は必ず『女性』として生まれてくる。そして17歳になると『泉』へ向かい、そこで性別を選び『大人』になるのだ。

時は戦時下、主人公たちが暮らすシムラークルム宮国がもつ孤高のエンジン「ヘリカル・モートリス」を求めて隣国の侵攻は日に日に激しくなっていた。その迎撃のため、宮国はやむなく儀式用複座式飛行艇「シムーン」を戦闘にも使えるように改造する。そのためまだ性別化されていない“巫女”である少女たちが、引き続きパイロットとして『コール』と呼ばれる戦闘小隊に再組織化される──。

「シムーン」を操れる数少ない少女たちは『シムーン・シヴュラ』と呼ばれ、その特殊能力ゆえに、自分で大人になる時を選ぶことが許されていた。しかし、戦争がはじまってからは、彼女たちは優秀であるがゆえに、迎撃用戦闘機「シムーン」の操縦士を続けることを、つまり、“少女であり続けること”を強要されることになった……。

・作品概要
少女たちの葛藤や揺れる感情を深く描いた、暗い妖しい雰囲気に包まれたファンタジー作品です。
ガールズラブなキャッキャウフフを期待してると痛い目に合いますぞw

神に仕える巫女たちが、否応なしに戦争に巻き込まれ、自らの行為が戦争なのか神事なのか葛藤する様子を描いた
マクロな部分から、
部隊内部の拗れた人間関係といったミクロの部分まで
色々なものに振り回されちゃってます
話数を重ねるごとに少しずつ変化する少女らの心情を丁寧に追っていくのはとても楽しかったです

独特な世界観もこの作品の魅力の一つ

・全人類は女性として生まれ、17歳の時に性別を決める
・奇抜なメカニックデザイン
・シムーンの航跡による攻撃

この辺の設定は新鮮に感じました

この作品、序盤の導入が非常に不親切で分かりにくいです
第1話から専門用語の連発で、人物名なのか機械の名前なのか何なのかさっぱり分からず、混乱してしまいます
なので、早いうちに公式サイトのプロローグ・用語解説・登場人物に目を通しておいた方が良いです

劇中に使われる音楽はタンゴが中心
空中で戦闘してる最中に、バックでタンゴが流れるアニメって他にない
このBGMがまた秀逸で、いい雰囲気を出してます
男女がペアになって踊るタンゴと、2人がペアになって空を踊るように操縦するシムーンを重ね合わせたのでしょう
実際とてもマッチしています

背景は小林七郎さんによる手書きのもの
作品から漂う妖しい雰囲気もあって、僕はウテナを思い出しましたね
デジタル処理された背景になれた人には新鮮に映るかも

手書きの背景・手書きをデジタル処理したキャラ作画・CGによるメカニックが一つの画面に収まっている作品は結構珍しいかと思います

ただ少し残念なのが主人公を演じた声優さんの演技
棒演技なのはまあしょうがないとして、周りがプロの声優なのでやっぱり浮いちゃってます

・登場人物
http://www.simoun.tv/characters/index.html
↑公式HPを参照あれ!
個人的にはロードレアモン・マミーナの掛け合いが好きです(*´ω`*)
外見で一番はユンかな(*´ω`*)
12話のアルティとカイムの話なんかも好きです(*´ω`*)

・用語紹介
http://www.simoun.tv/words/index.html
↑公式HPが一番分かりやすいです!

<補足>
・シムーン
元々は祭事のために用いられた神具だが、戦闘用に用いられるようになった。
そのずば抜けた飛行能力から他国に対する抑止力としての役割が強い。
「シムーンに乗る」とはすなわち神に祈る行為のため、飛び立つ前にペアの少女たちが神に祈りを捧げるため、熱いキスを交わします。
ゼントラーディ人が見たらショック死しちゃう

・アルクス・プリーマ
主人公らの乗る空中母艦。
元はリ・マージョン観覧用の大型客船であった為、豪華な内装を備えている

・シムラークルム宮国(きゅうこく)
劇中では単に「宮国」と表現されます。主人公たちのいる宗教国家。
人々はみな、身分や立場関係なく信仰心が強く、神様の影響力は絶大です。
国家機関として、神事を司る「宮守」・行政を司る「司政院」・軍事を司る「司兵院」があり
シムーンの扱いを巡って、宮守と司兵院の対立が深まっている

・アルゲントゥム礁国(しょうこく)
劇中では単に「礁国」と表現されます。科学技術の発展した近代国家。シムーンの技術を狙って宮国に侵攻してきます。

・プルンブム嶺国(れいこく)
劇中では単に「嶺国」と表現されます。北方の寒冷地に位置する宗教国家。巫女の権力が強い。



決して多くの人が「面白い!」と感じる作品ではないかと思いますが、
鬱アニメ好き・ファンタジー好きなアニメオタクにはおススメできます
時間がある時には一度見てみてはいかがでしょう?
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。